「ぼかし際」の件からは少し離れますが、お客様からガラスの塗装に関して質問を頂いたので、ガラスに関してお知らせします。

GAS Glass Primer.を使って、ガラスに印刷したり、塗装したりされるお客様がいらっしゃいます。

勿論全然結構ですし、ここでもGas Glass Primer.はお役に立ちます。

ですが、ガラスに施工する場合に注意して頂かないといけない事があります。

Gas Glass Primer.で処理をして頂く場合、先ず表面を脱脂して頂きます。その後GAS Glass Primer.処理をします。

実は、販売し始めた頃社内でガラスの塗装に関してこんな会話がありました。

社員A「本当に丁寧にGas Glass Primer.で処理したのに、どうしてガラスにした塗装が剥がれたのだろう。」

社員B「僕は適当にさっさとやったのだけれど、塗装は完ぺきに密着している。」

社員A「ガラスは熱で劣化しないから、しっかりと丁寧にGas Glass Primer.で処理したのに何故だろう。」

社員B「炎の当て方、スピード等に何か秘訣があるのかな?」

我々は、ますます深みにはまります。

何度もガラスに色々なテストを繰り返した結果、一つの結論に至ります。

実はガラスの表面を電子顕微鏡写真で見ると、完全な鏡面ではなく、凹凸があります。

これが新しいガラスに水をかけた時に親水性を示す理由です。

場合によってはこの目には見えない凹凸に排気ガス等の油分が入り込んでいる様です。

これは、自動車だけでなく、環境によっては建物のガラスも同じです。

どうもこの油分が、Gas Glass Primer.処理時の熱で溶けだしたようです。

脱脂剤でガラス表面を吹く程度では取れなかったのですね。

だから、丁寧に処理すればするほどガラス表面に熱がかかり、Gas Glass Primer.の膜とガラスの間に溶けだした油分等の層ができて、密着の邪魔をしたのですね。

逆にサッと処理した方が熱がかからず、たまたま上手く行ったのですね。

それからはガラスに塗装する場合には、必ずガラス用のコンパウンドで一度ガラスを研磨して頂くか、

PREGAS-Xで表面を処理し、油分を熱で浮かしてから除去する。その後にGas Glass Primer.処理をして頂く。

おかげさまで勿論それからはトラブルがありません。

しかし、ここで新たな納得と疑問が起こります。

弊社はウィンドウガラスのコーティング剤「GPコートADVANCE」を販売しています。

ガラスの塗装の件から、多くのお客様に高い評価を頂いているGPコートADVANCEの優れているポイントの一つが、

施工の工程の最初にガラスの研磨があるからなのかと納得しました。

しかし簡単なガラス表面を研磨しないで塗るだけのコーティングはどうなのか?

実際によく売れていて、撥水も良いと聞く場合もあります。

コーティングに於いてガラス表面の研磨は本当に必要なのか?新たな疑問です。

 

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